🎫Menon KIP (メノンキップ)とは、Menon Networkで学んだ知識を確認するための試験です。
KIPは、Knowledge Is Power(知識は力なり) の略。この試験の問題に答える力をつけることが、今後の道を切り拓く切符の役割を果たします。
🎫 KIP 音
このKIPでは、「音」に対する理解をチェックします。物理への理解はもちろん、学校のテスト対策や難関高校の受験対策にもとても役立ちます。
範囲は以下のページから。
難しい問題があっても、上の3つのページで学んだ知識があれば、必ず解けます。
すぐに諦めず、今まで得た知識を思い出して、間違ってもいいので科学者のように粘り強く考えること。
問1.
以下の文章において、に入る語句を下の選択肢から選んで答えよ。
ギターの弦を弾くと、ギターの弦が(①)し、それが(②)を通して次々に伝わって雪、耳に届くと音が聞こえる。ギターやテレビ、動物などのように、音を出すものを(③)という。
音は、(④)として周りに伝わる。
選択肢【波 発熱 振動 酸素 フォース 空気 音源 発生源 光】
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💮 解答:
①振動 ②空気 ③音源 ④波
問2.
同じ高さの音が出るおんさのAとBを2つ、10cm離して用意し、Aだけを叩いて鳴らしました。図1と図2について、以下の質問に答えてください。

- 図1において、Bのおんさは叩いていないのに、Bからも音が鳴った。その理由を答えよ。
- 1の結果から、音を周囲に伝えているのは何であるといえるか。
- 図1において、Aを叩いた後、しばらくしてAを手で抑えて振動を止めた。Aから出る音はどうなるか、以下の3つから1つ選べ。
【音が大きくなる / 音の大きさに影響はなく、鳴り続ける / すぐ音が止む】 - 図1において、Aを叩いた後、しばらくしてAを手で抑えて振動を止めた。Bから出る音はどうなるか、以下の3つから1つ選べ。
【音が大きくなる / 音の大きさに影響はなく、鳴り続ける / すぐ音が止む】 - 図2のように、おんさの間に分厚く重い壁を床から天井まで差し込んだ。同じようにAを鳴らしたとき、Bはどうなるか以下から選べ。
【振動し、音が鳴る / 振動せず、音は鳴らない / 振動するが、音は鳴らない】
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💮 解答:
- 空気の振動がBに伝わったから (Aの振動がBに伝わったから、等)
- 空気
- すぐ音が止む
- 音の大きさに影響はなく、鳴り続ける
- 振動せず、音は鳴らない
👩🏻🏫 解説:
1. おんさを叩くと、おんさが振動します。その振動が空気に伝わり、波として耳に届いた時、おんさの音が聞こえます。
その空気の振動がおんさBにも伝わると、おんさBからも音が聞こえます。
2. 音(振動)を伝えるのは空気です。水中ならば、水です。
3. 音とは振動のことなので、振動を止めると音も無くなります。
4. Aを叩いてしばらくすると、Aの振動は空気を伝わりBに届き、Bも振動して音を出しています。その後にAの振動を止めても、Bにはもはや関係がありません。
5. 壁があれば、空気の振動は伝わりません。したがって、Bのおんさは振動することすらありません。

問3.
内部の空気を抜くことができるケースの中にブザーを入れました。スイッチを押すとブザーが鳴ります。以下の問題に答えてください。

- スイッチを押してブザーを鳴らしながら、徐々にケース内の空気を少しずつ抜いていった。音は徐々にどうなっていくか。以下から当てはまるものを選べ。
【大きくなっていく / 小さくなっていく / 高くなっていく / 低くなっていく/ 変化しない】 - 容器内のブザーを鳴らしているはずが、まったく音が聞こえなくなった。容器の中はどんな状況になっているか。
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💮 解答:
- 小さくなっていく
- 空気がない真空状態
👩🏻🏫 解説:
1. 音は、振動を伝えるものが無ければ聞こえることがありません。ブザーの振動を耳まで届けてくれるのは空気です。その空気が少なくなると、伝わる振動も少なくなってしまい、結果として音は小さくなってしまいます。
2. ブザーが鳴っているはずなのに音が全く聞こえないということは、振動を伝える空気が無くなったことを意味します。したがって、答えは真空状態。
問4.
以下の1~5から、音が伝わる状況や物質を全て選んでください。
- 学校の教室の中
- 海の中
- 宇宙空間
- 金属
- 肉や骨
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💮 解答:
1, 2, 4, 5
👩🏻🏫 解説:
空気中はもちろん、水中や固体を通しても音は伝わります。音が伝わらないのは、空間に何もない真空状態のとき。選択肢の中で真空状態なのは、宇宙空間です。空気のある宇宙船の中や無線を使うのでない限り、宇宙空間では音は聞こえません。
問5.
以下のような実験を行った。
- スマホのスピーカーから音楽を流す
- 口に鉄の棒をくわえる
- 手で耳をふさぎ、音楽が聴こえないようにする
- 鉄の棒の先端を、スマホのスピーカーに当てる

この実験について、以下の問に答えてください。
- この実験では、耳をふさいでいるのにハッキリと音楽が聴こえる。その理由を説明せよ。
- この実験を、空気のない真空中で行うことができたとする。その場合、音楽は聴こえるか聴こえないか、どちらか。
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💮 解答:
1. スピーカーからの振動が、棒を通して骨に直接伝わったから
2. 聴こえる
👩🏻🏫 解説:
1. スピーカーからの振動が伝われば音は聴こえるため、鉄など固体を通して振動を伝えても問題ありません。この実験のように、耳でなく、直接骨を振動させることで音は聴こえます。
2. この実験では耳をふさいでいるので、そもそも空気から伝わる振動は利用していません。空気がない真空状態でも、固体を通して骨を振動させることができれば、音は聴こえます。
問6.
以下の問に答えてください。
- 花火大会を見に行った。打ち上げ花火を観察すると、綺麗な花火が爆発してから、その音が聞こえるまで数秒間の時間差があった。このように、音が聞こえるまでの時間差ができた理由を説明せよ。
- 遠くで雷が落ちているのが見えた。さらに、雷が見えてからその音が聞こえるまでには、ちょうど4秒の時間差があった。空気中での音速を 340m/s とした場合、落雷した位置から何m離れた場所にいるか。
- 雷が見えたときと、音が聞こえるときの時間差についての記述で、「時間差が小さいほど」に続く、正しい説明を以下の4つから1つ選べ。
【雷が近くで落ちている / 雷が遠くで落ちている / 音が伝わる速さが速くなっている / 音が伝わる速さが遅くなっている】 - 海に浮かんでいる船が、海底に向かって音を発した。ちょうど5秒後に、海底で反射した音が船に返ってきた。海水中での音速を 1500m/s とした場合、この海の深さは何mか。
- 山の上から、遠くに見える山に向かって「ヤッホー」と叫んだところ、ちょうど3秒後にやまびこが返ってきた。空気中での音速を 340m/s とすると、向こうの山は何m離れているか。
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💮 解答:
- 音の速さは、光の速さに比べると遅いから
- 1360m
- 雷が近くで落ちている
- 3750m
- 510m
👩🏻🏫 解説:
1. 音の速さは、空気中でだいたい秒速340m(湿度や気圧にもより少し変化する)で、光の速さはだいたい秒速30万km(≒秒速3億m)。 目で見えるのは光の速さ、耳に聞こえるのは音の速さによるので、かなり時間差ができる。(光はあまりにも速いので、0秒で届くと考えます)
2. 音速を340m/s とすると、1秒に340m進む速さです。音が耳に届くまで4秒かかったわけなので、4×340 = 1360、雷との距離は1360mです。
3. 音速を340m/s として考えると、雷の音がちょうど1秒後に聞こえたのなら340×1=340m 離れています。ちょうど10秒後に聞こえたのなら、340×10=3400m離れていることになります。
4. ちょうど5秒後に船に返ってきたということは、音は海底まで半分の2.5秒で進んだということです。

海水中での音速を 1500m/s とすると、1秒で1500m進む速さです。したがって海底への到着が2.5秒なら、海の深さは 1500×2.5 = 3750m となります。
5. 4の問題と同じ。ちょうど3秒後にやまびこが返ってきたなら、向こうの山につくのが1.5秒後ということ。340m×1.5=510m
問7.
音の速さに関する、以下の問に答えてください。
- 花火が打ち上がった場所から4140m 離れた場所にいる。花火が見えてから、ちょうど12秒後に「ドドーン」という音が聞こた。この結果から、音が進む速さは秒速何m だといえるか。
- 雷が見えてから、音が聞こえるまでちょうど4秒の時間差があった。落雷場所からは1320m 離れている。この結果から、音が進む速さは秒速何mか。
- 船が、船底から海底に向かって音を発射した。この海の深さはちょうど300mであり、音は海底に反射し、ちょうど0.4秒後に船底に戻ってきた。この結果から、この海水中での音の速さは、秒速何mか。
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💮 解答:
- 秒速345m (345m/s)
- 秒速330m (330m/s)
- 秒速1500m (1500m/s)
👩🏻🏫 解説:
1. 速さとは、「時間ごとにどれだけの距離を進むのか?」を表すので、[距離÷時間]で求められます。12秒で4140m進んだのだから、4140÷12=345。 1秒で345m進むことになります(345m/s)。
はじき(みじは)で覚えている人もいるかもしれません。
2. 雷の音は、4秒で1320mを進みました。ということは、[距離÷時間]により、1秒で330m進むことになります(1320÷4=330)。330m/s。
3. 海の深さが300mで、ちょうど0.4秒で往復してきたとなると、音は0.2秒で300mを進むスピードであることが分かります。300mを時間の0.2秒で割ると、1秒間で進む距離が計算できます。300÷0.2=1500。
1秒間で1500m進みます。1500m/s。
問8.
AくんとBくんは、図のように丘の上から一直線上に並んで花火を見た。花火が見えてから、Aさんはちょうど3.6秒後、Bさんはちょうど5.5秒後に「ドーン」という音が聞こえた。2人の距離は何m か。なお、この環境での音速は 340m/s であるとする。

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💮 解答:
646m
👩🏻🏫 解説:
花火爆発からAさんが3.6秒後、Bさんが5.5秒後に聞こえたということは、音はAさんとBさんの間を1.9秒で進んだということです。
音の速さを秒速340m(1秒で340m進む)であるとすると、340×1.9=646m
問9.
以下の図のように、花火から離れた場所にAさんがおり、Aさんの後ろ側には少し離れて高層ビルがある。花火が見えた後、Aさんは音が2回聞こえた。1回目は花火が見えてからちょうど2.3秒後に音が聞こえた。花火とAさんとの距離、Aさんと高層ビルとの距離は全く同じである。

音速を秒速340mとして、以下の問に答えなさい。
- 1回目と2回目、Aさんはどちらの音の方が大きく聞こえたか。
- 花火とAさんの距離は何mか。
- Aさんが2回目の音を聞いたのは、花火が見えたときから何秒後か。
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💮 解答:
- 1回目
- 782m
- 6.9秒後
👩🏻🏫 解説:
1. 2回目の音は、高層ビルに跳ね返って聞こえた音なので少し小さくなっています。
2. 花火が見えてから2.3秒後に聞こえたので、音は2.3秒かけてAさんのもとに届いたことになります。音が1秒で340m進むので、340×2.3=782m。
2. 「花火〜A」と「A〜ビル」の距離は同じなので、以下の図の通り6.9秒。

問10.
以下の図のように、壁を前にしてAさんとBさんがおり、Aさんは壁の前でピストルを鳴らした。Bさんはピストルの煙が見えてから0.3秒後にピストル音が聞こえ、煙が見えてから2.5秒後には、2回目のピストル音が聞こえた。

音が空気を進む速さを 340m/s として、以下の問に答えなさい。
- AさんとBさんの距離を求めよ。
- Aさんと壁の距離を求めよ。
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💮 解答:
- 102m
- 374m
👩🏻🏫 解説:
1. 1秒間に340m進む速さの音が、AさんからBさんに届くまで0.3秒かかりました。0.3秒では、音は340×0.3 = 102m 進んだことに鳴ります。
2. Bさんは2回目に、壁で反射したピストル音を聞きました。2回目の音は大きく分けて、
①Aさんから壁
②壁からAさん
③AさんからBさん
の3つを通ってBさんに届いています。

③は0.3秒なので、残り①と②で2.2秒がかかっているはずです。つまり、①と②それぞれ半分の1.1秒がかかっています。

1秒に340m進む音が、Aさんから壁までを1.1秒で進んだので、340×1.1=372m 。
問11.
以下の図のようにAさんと84.5m離れた場所にBさんがおり、その背後に壁がある。Aさんがピストルを鳴らすと、Bさんは、ピストルの煙が見えて0.25秒後に音を聞いた。そしてBさんは、煙が見えてから3.25秒後に2回目の音を聞いた。

以下の問に答えなさい。
- このときにおける、音の速さを求めよ。
- Bさんと壁の距離を求めよ。
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💮 解答:
- 338m/s (秒速338メートル)
- 507m
👩🏻🏫 解説:
1. ピストルの音は、0.25秒で84.5mを進んだことになります。速さは、[距離÷時間]で求められるので、84.5÷0.25=338。 338m/s が答え。
2. 2回目にBさんが聞いた音は、壁から跳ね返ってBさんに届いた音です。
この音の進んだ道を大きく分けると、
①AさんからBさん
②Bさんから壁
③壁からBさん
の3つであり、合計で3.25秒かかっています。

①は0.25秒なので、②+③=3となり、同じ距離なのでそれぞれ1.5秒かかっていることが分かります。
1秒間に338m 進む速さで1.5秒かかったのだから、338×1.5=507m となります。[距離=速さ×時間]
問12.
弦を弾くと音が出る器具、モノコードについて以下の問に答えなさい。

- モノコードの音を大きくするには、どのように弾けばよいか。
- モノコードの音の高さを変えるためにできることとして、正しくないものを以下のうちから1つ選べ。
【弦を弾く強さを変える / 弦の長さを変える / 弦の張りの強さを変える / 弦の太さを変える】
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💮 解答:
- 強く弾く
- 弦を弾く強さを変える
👩🏻🏫 解説:
2. 弦を強く弾くと、音の大きさが変わるだけです。その他、音の高さなどは変わりません。
問13.
モノコードの2種類の音の振動をオシロスコープで記録し、同じ時間分だけそれぞれを表示した。

この図に関して、以下の問に答えなさい。
- 振幅を表すのは、図のア, イ どちらか。
- 振動数(周波数)が大きいのは、AとBどちらであるか。
- Aの音は、図の期間のうちに何回振動しているか。
- 振動数が大きいことは、音のどんな性質を表すか、以下から選べ。
【音が大きい / 音が小さい / 音が高い / 音が低い】 - 振幅が大きいことは、音のどんな性質を表すか、以下から選べ。
【音が大きい / 音が小さい / 音が高い / 音が低い】 - Bの音は、Aの音に比べてどうなっているか。以下より選べ。
【大きくて高い / 大きくて低い / 小さくて高い / 小さくて低い】 - 音の振動数を表す単位 (Hz) は日本語でなんと読むか。
- ある音の波は、1分間のうちに12,000回振動していた。この音の振動数は何Hzであるか。
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💮 解答:
- ア
- A
- 4回
- 音が高い
- 音が大きい
- 大きくて低い
- ヘルツ
- 200Hz
👩🏻🏫 解説:
1. 振幅は、あくまでも中心の基準からのズレです。
2. 振動数とは、ある期間の間に振動する回数です。当然、速く震えるほど、振動数は大きくなります(オシロスコープの波が多くなる)。

3. 振動数は、以下の図のように数えます。

4. 振動数が大きい=速く震えている = 音が高い
5. 振幅が大きい =大きく震えている = 音が大きい
6. Bの音は、Aよりも振幅が大きくて振動数が小さいので、Aよりも「大きくて低い」音です。
8. Hz(ヘルツ)とは、「1秒間に振動する回数」を表す単位です。1分間(60秒間)に12,000回振動する音は、12,000÷60= 200Hz となります。
問14.
オシロスコープで記録した、様々な音の振動の波がある。全て、0.01秒の間における振動を表している。図を見て、問いに答えなさい。

- 音の大きさの決めてとなるものを漢字2字で答えなさい。
- Aより大きな音をA~Fから全て選びなさい。
- Aより高い音をA~Fから全て選びなさい。
- 最も低い音をA~Fから選びなさい。
- A~Fの音は何Hzか、それぞれ全て答えなさい。
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💮 解答:
- 振幅
- B, C
- B, C, F
- D
- A…200Hz, B…400Hz, C…800Hz, D…50Hz, E…100Hz, F…800Hz
👩🏻🏫 解説:
2, 3, 4
振幅が大きいほど大きな音、振動数が多いほど高い音です。
5. Hzは、1秒間に振動する回数を表しています。図にあるのは0.01秒間なので、その期間の振動数を数えて、100倍するとHzが求められます。
図の期間中の振動数……
A. 2回、B. 4回、C. 8回、D. 0.5回、E. 1回、F. 8回
問15.
AとBそれぞれの振動数(Hz)を答えなさい

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💮 解答:
A…250Hz, B…750Hz
👩🏻🏫 解説:
0.01秒の間に、Aは2.5回、Bは7.5回振動しています。
すると100倍の1秒間には、Aは250回、Bは750回振動することになります。
振動数(Hz)とは1秒間に振動する回数のことなので、それぞれ250Hzと750Hz。
問16.
以下のようなモノコードを弾き、いろいろな音を出したい。
- 弦は長くするか短くするか、どちらの方が低い音が出るか。以下より選べ。
【長くする / 短くする / 変わらない】 - 弦は細くするか太くするか、どちらの方が低い音が出るか。以下より選べ。
【細くする / 太くする / 変わらない】 - 弦は強く張るか弱く張るか、どちらの方が低い音が出るか。以下より選べ。
【強く張る / 弱く張る / 変わらない】 - 弦は強く弾くか弱く弾くか、どちらの方が低い音が出るか。以下より選べ。
【強く弾く / 弱く弾く / 変わらない】
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💮 解答:
- 長くする
- 太くする
- 弱く張る
- 変わらない
👩🏻🏫 解説:
音を高くするには、以下の3つの方法があります。一定範囲の弦を軽くするほど素早く振動し、振動数が多くなります。

問題では「低い音が出る方」を聞かれてるので、この逆です。
ちなみに弦を弾く強さは、音の大小に関係がありますが、高低には何の関係もありません。
問17.
モノコードを用意し、弦の長さや太さ等を以下のように調整した。
- 弦の長さは20cm
- 弦の端に200gの重りを吊るす
- 弦の直径は0.5mm
このように調整し、いつも通りの具合に調整して音を鳴らしていた。

しかし、もっと音の高さを変えたいと思い、弦の長さ、重りの重さ、弦の直径を以下のA~Hのようにそれぞれ調整して音を出してみた。
選択肢 | 弦の長さ | 重りの重さ | 弦の太さ |
A | 長くする(30cm) | 重くする(300g) | 細くする(0.4mm) |
B | 長くする(30cm) | 重くする(300g) | 太くする(0.6mm) |
C | 長くする(30cm) | 軽くする(100g) | 細くする(0.4mm) |
D | 長くする(30cm) | 軽くする(100g) | 太くする(0.6mm) |
E | 短くする(10cm) | 重くする(300g) | 細くする(0.4mm) |
F | 短くする(10cm) | 重くする(300g) | 太くする(0.6mm) |
G | 短くする(10cm) | 軽くする(100g) | 細くする(0.4mm) |
H | 短くする(10cm) | 軽くする(100g) | 太くする(0.6mm) |
このA~Hの表をふまえ、以下の問に答えなさい。
- A~Hのうち、最も低い音が出るものを選びなさい。
- A~Hのうち、最も高い音が出るものを選びなさい。
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💮 解答:
- B
- G
👩🏻🏫 解説:

表の中で最も低い音は、全てが上の図の正反対であるB。
最も高い音は、全てが上の図の通りであるG。
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